さがみはらESD推進協議会
2022年度基本方針

【初めに】
現代社会では核家族化やコミュニティの喪失により子供たちの育つ環境が様変わりし、地域教育が希薄化しています。他方で、複雑多岐にわたる社会課題を同時解決するSDGs、革新的な進歩を続けるメタバースやAIが生む社会の無限の可能性などに教育も適応する必要性が増しています。相模原市も、第二次相模原市教育振興計画(相模原市教育委員会・令和2年3月発行)で、家庭、学校、行政に加えて地域住民等が目標や課題を共有しながらオール相模原で地域教育力の向上を図ること、課題解決能力を育むことを目指しています。
今、地域社会が一体となり、子供たちに希望が持てる未来像やキャリア教育・ESDを活用した課題解決能力を育む必要があります。
【方針】
まずは、小・中学生に対してキャリア教育にESDの要素を加えた「地域の先生」授業を開催し、社会に出てからの課題解決能力を養うことで未知の知識や体験に興味関心を持ち、社会課題や可能性ある未来に挑戦する勇気と価値を体得することで社会の一員として将来の描ける持続可能な社会の担い手を育成します。初年度は20校の開催を目標とします。これらの授業においては、得難い稀有な経験をもった特別講師による特別授業の開催を検討し、子供たちにより一層可能性ある未来を育みます。
また、地域企業等が講師として参加し、小・中学生が地元企業の魅力に触れることができれば市内企業を将来の就職先の選択肢に組み込むことが可能になり、市内企業の人材確保の好循環を促し発展成長の機会を創出することで、地域経済の活性化が可能になります。
さらに、本団体が持続可能な団体になるために法人化を検討し、盤石な組織運営の強化を図ります。同時に、さらなる運動の発展のためには一人でも多くの子供たちや教員、保護者などの多くの地域のかたに広く周知してもらう情報の場として、HPやSNSを使った広報を発信してまいります。
【最後に】
生きる力を子供たちが身に着け、将来の可能性や夢を描くことができるようになり、目標にチャレンジし続ける社会の創り手が育つことで、未来ある子供たちが地域の一員として地域全体の活性化を促す持続可能な社会を創出します。
以上
さがみはらESD推進協議会
理事長 渋谷 渉